お知らせ

  • 2019/01/01

    謹賀新年・2019年「車坂」で幕開け!

    明けましておめでとうございます
    旧年中も映画や様々なお仕事を通じてたくさんの方々と出会うことができ、素晴らしい刺激を受けました。
    ありがとうございました。

    本年も引き続き、信じるものを公明正大に伝えていける世の中であるよう弊社も努めて参ります。

    映画『一献の系譜』も、すっかり「酒の肴ムービー」として定着し、全国の地酒を盛り上げる起爆剤として楽しんでいただけたらと思います。(3月9日渋谷にて、3月30日神楽坂にて上映予定)


    本年、一発目の日本酒は、和歌山県の吉村秀雄商店で杜氏を務める藤田晶子杜氏から贈られた「車坂 純米酒おりがらみ」と「日本城 新酒 初しぼり 生酒」です。

    ドキュメンタリー映画『一献の系譜』で撮影させていただいたご縁以来、毎年お贈りくださる日本酒。年々、杜氏ご本人に近くなっている気がします。


    日本酒造りの現場の方々には、お正月を家でゆっくり過ごすというのは皆無です。その上、早朝3時起床なんてこともざら。これから大吟醸造りへ入っていくと、杜氏さんは長く眠れて2時間とか。撮影で二造りお邪魔しましたが、その過酷さに頭が下がるばかりです。

    藤田杜氏は、今期、生酛造りにも挑戦するとのこと!!大いに期待しつつ、まずは健やかに、そして事故無きよう無事に造りを終えられることを願うのでした。

  • 2018/12/20

    ドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』上映会(主催おだしプロジェクト)

    2018年12月15日ドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』が幸國寺にて上映いただけました。主催は「おだしプロジェクト」代表 土岐山協子さん。夏に沖永良部島で上映企画をしてくださった方です。また、会場のご提供は「幸國寺」後継者である矢嶋文子さん。矢嶋さんは、神楽坂に厳選野菜を扱った「八百屋 瑞花」創設者でもあります。

    今回の上映会は、監督トークと塩の食べ比べワークショップ、そして、食のおもてなし、とてんこ盛りの内容でした。

    お子さんの参加も多く、3-4歳の子どもが食い入るようにスクリーンを見つめる横顔や、塩むすびやお味噌汁に夢中になる姿にじんとしました。

    「おだしプロジェクト」さん恒例のお客様ご自身による鰹節削り体験で作るお味噌汁は、おそらく、人生初鰹節削りとなった方々も多かったのではないかと思います。

    「揚げ浜塩」を使った塩むすびは、土岐山さんと矢嶋さんがせっせと一個一個握ってくださり、更に、「揚げ浜塩」を使って「八百屋 瑞花」の野菜でお漬物もご用意されました。

    参加された方々が楽しそうだったこと、また、「温かかった」と声をかけてくださった方が実に多かったことが印象的でした。

    映画は、きっかけに過ぎません。
    ご覧になった方の解釈で、最後のピリオドが付けられるものと考えています。そして、あの日味わったこころも身体も満たされ温かくなった体験は、なかなか忘れ去られないものになり、その記憶がまたいろんな方がいろんな形で展開なさってくださると信じています。

    ちなみに、会場の「幸國寺」さんは388年の歴史を持ち、牛込柳町駅から徒歩3分という近さにある。敷地内の地下ホールは、50席着座して十分なスペースがあり、食器や湯沸かし器、ガスコンロと必要なものが常設された広々キッチンが併設。この先も文化的な活動に使っていただきたいとのこと。ご関心ある方は幸國寺さんへお問い合わせください。

    この『ひとにぎりの塩』という映画は、塩という身体にとって無くてはならないものを扱っていますが、その次に監督した映画『一献の系譜』という日本酒を扱う作品に比べると、圧倒的にまだまだご覧いただけていない現状があります。

    ひとは趣向品については関心を注ぐが、必需品について、あまり意識を傾けないということが要因のひとつであると考えます。

    しかし、大事なものを大事にしないと、知らないうちに無くなってしまうから、たとえ、反応が薄くても、この7年、見捨てることなく上映の機会を探し、作品の紹介を続けてきたつもりです。

    そして、このタイミングで、本映画の言葉が、必要としている方々に伝わり始めていると感じるのです。

    「おだしと塩は相性がいいの」
    塩むすびを握りながら、土岐山さんが仰っいました。

    おだしは、そのままでは味がよく分からない。しかし、塩が加わるとはっきりする。そう、塩とは、しょっぱさだけでなく、素材の輪郭を出す役割があるのです。

    映画の解釈なんて自由。
    今回、小さなお子さまが多かったことに、今感じたことを答えとして、またオトナになって観てもらえることがあったら、最高にハッピーだと思います。そしてその時、今回の塩むすび、お味噌汁、お漬物の味も思い出して、うっとりして、もう一度食べるにはどうしたらいいか、考え始めてくれることをこっそり願っています。

  • 2018/12/10

    TEDxHimi 2018-2 Source of springに石井が登壇させていただきました(事後感想)

    TEDxHimi とは、氷見からIdeas worth spreading「広める価値のあるアイデア」を世界へ発信しようとするローカルコミュニティで、TEDが、2009年からフランチャイズ形式の「TEDxプログラム」を始め、TEDの精神を受け継いだカンファレンスを世界各地で開催しているものの一つです。

    その第4回 source of springs(アイディアの源泉)のゲストスピーカーとして石井かほりが登壇させていただきました。


    そして、今回の体験から強く感じたのは、
    【人は、信じてもらえると強い】ということです。

    リハーサル直前まで原稿が書きあがらず、ぎりぎりでリハーサルを終え、リハーサルをしたからこそ見えてしまった、「正解」に向かって、原稿の大部分を変更したくなってしまい、その時点で21時を回っていたのですが、現場でサポートくださっていた構成作家さんとアシスタントさんが「もう、監督にいくらでも付き合いますんで!!時間のことは気にせずやってください」と満面の笑顔を見せ、この判断を尊重してくださったのでした。

    仕上がりが、何時になるか判らないのに。
    しかも、スタッフは原稿の完成後から、スライド用写真の修正をせねばならないのに。

    また、今回石井を指名くださった主宰の方も、「いや、これまでもちゃんと何とかされて来た方だと思うんで……信じてるんで」

    と、声をかけてから、そっとしておいてくださいました。

    こうして多くの方に温かく守っていただけたことで、自分に嘘つくことなく、納得のいくものを出し切ることができたのでした。

    今回、守っていただけたものは、わたしの中にある表現者倫理。表現者の端くれとして、自分を偽らねばならないくらいなら、何も発しない方がマシだと思っているので、本当に助けられたと感じています。

  • 2018/12/09

    TEDxHimi 2018-2 Source of spring(アイディアの源泉)に石井かほりが登壇

    TEDxHimi とは、氷見からIdeas worth spreading「広める価値のあるアイデア」を世界へ発信しようとするローカルコミュニティで、TEDが、2009年からフランチャイズ形式の「TEDxプログラム」を始め、TEDの精神を受け継いだカンファレンスを世界各地で開催しているものの一つです。

    その第4回 source of springs(アイディアの源泉)のゲストスピーカーとして石井かほりが登壇させていただきます。

    「映画監督」という生業は、日頃から価値観を披露するような職業で、その披露方法を今回は「TED」というフォーマットに落とし込むという具合だと思っています。

    つまり、石井の話に傾聴くださった方々の心の動きが、映画を観た後と近しいものになれば、今回の試みはマルなのだろう、と。

    そして、何より、氷見という地に正当な理由で伺えることが何より嬉しく有難いのでした。

    TEDxHimi HP

  • 2018/12/06

    dancyu web記念企画「d酒 大盤振る舞い会 東京大会」にて監督石井が手掛けたドキュメンタリー「d酒はこうして造られた」上映

    dancyu web記念企画「d酒 大盤振る舞い会 東京大会」が渋谷で開催されました。

    そこで、監督石井が手掛けさせていただいたメイキング映像「d酒はこうして造られた」が上映されました。

    12月6日は石井監督の誕生日でもあり、dancyuの創刊日でもあるというご縁。

    「d酒」の設計及び仕込みまでされた松崎晴雄さんと藤田千恵子さん、そして編集者の神吉佳奈子さん、企画元の江部編集長、尾畑酒造平島社長によるトークショーも行われ、師走に大盛り上がりの一夜でした。

    監督石井が自らカメラ撮影をするというのはプロとなってからずっと避けていたことですが、今回自ら決断し、そしてこの記念すべき出来事に携われたことを心から感謝します。

  • 2018/11/24

    dancyu web記念オリジナル日本酒「d酒」伊勢丹新宿店にて発売開始!石井かほり監督トーク

    dancyu web発足記念として造られた「d酒」が完成し、伊勢丹新宿店には発売開始です!

    「d酒」とは、雑誌dancyuがWEB展開するにあたり、これまで「観る側」として何年も取材を重ねて来た日本酒を今度は「造る側」になってみるという記念企画。

    舞台は、新潟県佐渡にある日本酒蔵尾畑酒造さんの「学校蔵」。ここは一般の方向けに日本酒の造りを経験させてくださる環境が整っており、尾畑酒造全面協力の下、「d酒」用のタンクを一本仕込み、酒質設計から酒造りまでをdancyu webチームと松崎 晴雄さん、そして、藤田千恵子さんが行いました。そのメイキング映像を監督石井かほりが手掛けさせていただきました。


    2018年11月21日~27日
    新宿伊勢丹地下和酒売り場にて
    (販売品目は火入れと生の2タイプ)

    ※スペシャルトークショー
    11月24日の14時~、16時~
    ゲスト:松崎 晴雄さんと藤田千恵子さん
    石井 かほり監督のメメイキング映像も公開!

    https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/shops/foods/suinoza/shopnews_list/shopnews035.html

  • 2018/11/23

    dancyu web企画「d酒」伊勢丹新宿店にてイベント「粋の座 おもてなしBar」開催!スペシャルトークショーにて監督石井登壇

    dancyu web主催イベント「伊勢丹新宿店で逢いましょう。」
    11月24日14:00-/16:00-
    伊勢丹新宿店 本館地下1階
    粋の座 おもてなしBarにて、「d酒」が販売されます!
    https://dancyu.jp/join/2018_00000870.php

    ・・・・・
    映画監督としてデビューして以来、自らがメインでカメラを回すことは避けてきた石井です。撮影はその場の反射神経がモノをいう為、後の編集作業がチラつくと、反射神経が鈍り、映像の持つ力が減ってしまうことがあるからです。

    映画が総合芸術と呼ばれるのは、こうした各分野のプロフェッショナルが掛け算され、独りの能力の何百倍もの完成度となるからです。

    しかしこの度、その禁じ手を解放し、監督自らメインでカメラを回した映像を制作しました。実に15年ぶりのこと。禁じ手を解放してでも引き受けたかったのです。


    手がけたのは、グルマンのバイブル「dancyu」が、web展開するにあたり企画された「d酒はこうして造られた。」の記録映像。

    舞台は、新潟県の佐渡島にある廃校を利活用した「学校蔵」。
    日本酒輸出協会会長 松崎晴雄さんと、日本酒ライターの草分け的存在 藤田千恵子さんらが酒質を設計するだけでなく、「尾畑酒造 学校蔵」の杜氏指導の下、「チームd酒」として仕込みも体験し、醸すというのです。

    石井がカメラを回したのは、単に撮影部を雇う予算が無かったから。しかし、予算をケチられたからではなく、寧ろその逆の流れがありました。そもそも映像を記録する予定では無かった中で、純粋な気持ちでわたしの名前が浮上し、ならば少しでも予算を付けて「仕事」にできないか、と掛け合ってくださったのでした。

    大好きな人たちが、自分で設計した日本酒を自分たちで造るという、人生で最初で最後であろう現場に立ち会えること。そして、少しでも仕事として声をかけたい、という、精一杯の敬意に感動し、応えようと思ったのでした。

    あと、酒蔵撮影は映画『一献の系譜』で散々したので、「できるライン」が明確に見えていた、ということもあります。やはり、プロとして成立できるかどうかの設定はシビアでいたいと思うので。


    「d酒」は、おとといから伊勢丹新宿店にて発売されています。
    明日は「伊勢丹新宿店で逢いましょう。」と題し、スペシャルトークショーが開催されます。

    記録映像の上映と、藤田さんと松崎さん、石井のクロストークを予定。藤田さんや松崎さんが、今回「超えた一線」について心情を語っていただきたいと考えています。

    定員15名と極少のため、早い者順にすぐ埋まってしまうと予測されるが、ぜひ足をお運び願います。

    dancyu ウェブサイト

  • 2018/11/18

    2月9日「TEDxHimi」に監督石井かほり登壇決定!

    2月9日「TEDxHimi」に映画監督石井かほりが登壇させていただきます。

    TEDをご存知ですか?
    下品なクマの映画じゃないですよ?

    TEDxHimi Facebookページ

  • 2018/11/12

    ラジオkiss FM KOBEにて映画『一献の系譜』上映情報を告知いただけました!

    11月17日(土)-18日(日)に開催される「兵庫ご当地グルメフェスティバル in 宍粟 日本酒のふるさと祭り」でのドキュメンタリー映画『一献の系譜』上映情報をラジオkiss FM KOBEにて告知いただけました!

    「兵庫ご当地グルメフェスティバル in 宍粟 日本酒のふるさと祭り」
    日時:2018年11月17日(土)-18日(日)
    時間:両日10:00~16:00
    会場:宍粟市 サンホールやまさき特設会場 
    ※映画上映は、17日(土)のみとなります

    http://www.kiss-fm.co.jp/iphone/event/3878/

  • 2018/11/09

    12月15日映画『ひとにぎりの塩』神楽坂上映決定

    ドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』が神楽坂の「幸國寺」さんにて上映決定致しました!

    主催は、おだしプロジェクト代表 土岐山協子さん

    懇親会では、映画で紹介された揚げ浜塩で握った塩むすび、おだしの味噌汁、季節の野菜の漬物、無農薬栽培されたお茶のふるまいも予定しています!!!

    2018年12月15日(土)
    15:00-開場
    15:30-上映開始
    17:00-トークショー
    17:30-懇親会
    18:30終了

    会場:幸國寺
    東京都新宿区原町2-20
    都営大江戸線 牛込柳町駅 下車徒歩2分

    参加費:当日現金払い
    おとな3500円
    大学生2000円
    中高生1000円
    乳幼児 無料


    申込み方法:odashi.pjt@gmail.com
    上記メールにて
    件名:ひとにぎりの塩
    本文:
    ①参加者氏名(お子様ご年齢)
    ②ご住所
    ③電話番号


    土岐山さんは、高校の教員時代に受け持った素行の悪い生徒たちがいつもお腹を空かせていることに気づき、教室後ろのロッカーの上にお出汁と炊いた米を提供したところ、一年後には彼らの内面がとても穏やかになったという経験から、愛情のこもったご飯の大切さを追求し始めます。特に「出汁」の偉大さに注目し、ある時は昆布漁に、ある時はカツオ漁にと、漁師として物事の本質を掴みに行く姿勢を貫き、「おだしプロジェクト」を展開。

    そんな土岐山さんが今回、能登半島に伝わる塩づくりを追ったドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』の上映を通して、食のあり方を考える場を作ってくださいます。

    会場となる「幸國寺」は、美味しく安全な選りすぐりの野菜を扱う神楽坂の「八百屋 瑞花(すいか)」創業者 矢嶋文子さんのご実家で、引き寄せられるように三者のコラボが実現しました。

    この映画を観れば、日本という地形や海洋環境、戦争、職人、人間と自然の関わり方、地域の見つめ方などなど様々なテーマについてヒントが得られるのではないかと思います。

    ぜひ、お越しください。

    https://www.facebook.com/events/717037125326156/?ti=icl

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