飲み歩きしたくても、まだ窮屈さが拭えない今、ウェブにて映画鑑賞と、お酒の試飲と、身近な食材で新しいペアリングのご提案と、蔵元と映画監督のトーク。そして、参加者様もチャット参加いただくという会を20名近い皆さんと開催することができました。
事前に参加者の皆さんには、白藤酒造店さんのお酒とペアリング用の食材の一部をお送りし、各自でご用意いただく食材もお伝えしておきました。
ウェブ上映は余裕を持たせて2日ちょっと公開設定にして、トーク前と後もご覧いただけるようにしました。
ペアリングは、冷酒とお燗酒もご提案。トークは40分予定から1時間まで延長。
ペアリングは、簡単に手に入る食材でいて、珍しい組み合わせを意識して、「驚きのペアリング⁉️」と名付けましたが、予想通り面白がっていただけたようでした。
元々、新しいフォーマットに切り替えることが苦手なので、ハードルがとても高かったのですが、きっとこの先、ここを越えないとダメなんだろうと感じていて、パソコンを練習し、スマホを練習した時のような気持ちで挑戦しました。
案の定、不手際が何個も生じたのですが、「必要に迫られてやること」ほど勉強になることは無いことも実感。
今回、4つのアプリ(Facebook, Peatix, Vimeo, Zoom)を使い、内3つが初めてでした。
動画がアップできなかったり、フォーマットに住所記入欄が無かったり、メールを送るにも突然バグって「メールは送れません」となったり、他のメール機能を使って送ったら、届いてる方と届いてない方がいらしたり、イベント直前まで、もう、てんやわんや。
しかも、お一人はZoomで事前登録まで完了したにも関わらず、結局なぜか入れず終いになってしまった方もいらして、本当に申し訳ないことをしました有料アカウントを白藤さんが取ってくださったので、Zoomに問い合わせしてみようと思います。
送った情報が先方に伝わっているかどうか、ちゃんと映画が観られるのか、時刻通りログインできるかなど、現場が自分の目が届かない場所にあることの、ウェブならではの心配事が多い一方で、北海道から沖縄まで広くの方にご参加いただけるということが、ウェブイベントの最大の強みだと感じました。今まで、どうしても都内でのイベントや石川県内でのイベントに偏っていたので、他の県の方にもチャンスが広がったことに可能性を感じました。
そして、お酒はもちろん白藤さんにお願いしたのですが、開けてびっくり玉手箱。
蔵のパンフレットと、お酒、ペアリング用のお塩、プチプレゼントの「能登輪島産 天然めかぶ」(海女さんが採られたもの!)は事前打ち合わせで聞いていた通りですが、その他、なんとも可愛らしい「白菊のお猪口」と、暁子さんの手書きメモ入りのメニュー表が入っていて、すごくすごく温かいものが込み上げて来たのでした。
やはりこの先、「何をするか」よりも、「何故するか」、そして、「誰とするか」だと改めて強く思いました。
こうした初めてのことで、手探りの中でも何とかイベントができたのは、白藤さんが一緒に主催者になってくださったからです。サービス精神と丁寧さはすべて、「お酒に込めた想いを伝えたい」という気持ちから来るもの。それが、お酒の味にもしっかり反映されています。
また、様々な不手際が起きても寛容にお許しくださったご参加者の皆さま方にも救われ、チャットでもたくさん書き込んでいただけ、コミュニケーション取れた楽しい会でした。
更に、Zoomでご参加できなかった方にはご返金する旨とお詫びのメッセージをお送りしたところ、映画もペアリングも楽しかったから返金を辞退する、と、これまた温かいメッセージをいただき感涙。
今はまだ、リアル空間で20人以上のイベントを開催することは、リスクが高いですが、このようにつながりを持てることに感謝して、いつか実際にお会いできる日を楽しみにしたいと思います。
ひとつハードルを乗り越えました。
ありがとうございました。
6/18(木)13時〜 Mac Funamizuさんの「教育のミライ」というdabel配信にて、石井かほりがお話しさせていただきます!
テーマは、「教育のミライ×職人という生き方」です。
dabelというアプリは画面無しでトークするもので、ラジオ風味満載です。
アプリをダウンロードしていただけば、オンタイムで聴けて、チャット参加も可能です。アプリ無しでもアーカイブでお聴きいただけます。
お塩の先生の青山 志穂 (Shiho Aoyama)さんからのご紹介です。
台本無しなので、さてさて、どんなお話が繰り広げられるか、当日のお楽しみです!
https://www.facebook.com/613839039/posts/10158631733374040/?d=n
ドキュメンタリー映画『一献の系譜』をご自宅でご覧いただき、その後、映画にご出演の日本酒蔵元「白藤酒造店」白藤暁子さんと石井かほり監督のトークを、みんなで白藤さんのお酒をいただきながら鑑賞、時にご参加もいただく企画です。
3密禁止となった今、これまで弊社が開催してきた形態のイベントは当面できなくなりました。しかし、4つのアプリを駆使すれば、何とか新たな形でこれまでの試みに近いことができると判明!
しかも、なんと、普段は個人購入できないお酒を呑み歩きができない今だからこそ、ご提供いただけることになりました!
ご参加者様には、各アプリの事前ダウンロードというお手間がかかり、またクレジット決済のみとなり恐縮ですが、是非、ご参加願えればと思います!
◆イベント詳細・お申込みページ
http://ptix.at/0ik8An
◆使用アプリ
開催告知:Facebook
申し込み登録・決裁:Peatix
映画鑑賞:Vimeo
トーク鑑賞・参加:Zoom
◆イベント内容
開催日6月27日(土)
14:00-15:43 映画『一献の系譜』ウェブ上映
(映画公開期間は6月26日(金)17:00~28日(日)13:00)
15:43-16:00 各自で日本酒と「驚きのペアリング」ご用意
16:00-16:40 白藤暁子さん(白藤酒造店)と石井かほり監督トーク
トークテーマ「変わりゆくもの 変わらないもの」
※お申込み後の流れ詳細は、上記Peatixのイベントページでご確認ください。
◆参加申し込み期間
6月9日(火)~21日(日)
◆参加条件
・Peatixのお申込み決済(クレジットカード決済)が可能な方
・20歳以上の成人で、日本国内にお住いの方
・イベント当日までに商品の受取りが可能な方
・6月27日(土)開催のオンラインイベントに参加が可能な方
◆ご注意事項
※商品配送の都合上、購入後お客様都合でのキャンセル・払い戻しは致しかねます。
※ご購入の際、ご住所やご氏名、電話番号など必要事項は正確にご入力ください。
※沖縄県、北海道の方は、3500円か4500円のチケットをご購入願います。
※当日9:00までにメールが届かない方は迷惑メールフォルダをご確認ください。
※定員に達した場合、応募を締め切りとさせていただきます。
※個人情報は本イベントの特典の配送のみに利用します。
※ご不明点等は、Peatixのメール機能をご利用いただき主催者へご連絡ください。
◆主催者
白藤酒造店
グリクリエイツ株式会社
12月14日(土)に開催された「塩が主役」のイベント「塩(えん)むすび」。
一時は参加者不足により開催不可の危機に陥りましたが、たくさんの皆さまのお声かけにより、昼夜併せて31名もの方にご参加いただくことができました。
ありがとうございました。
今回の会は、生命の源であり、当たり前に大事だけど、当たり前すぎてあまり「意識されない塩」を、敢えて「主役」に置きました。
すると、日本酒や着物をメインとした過去のイベントとは比べられないほど、「惹き」が弱く、関心を持ってくださる方は本当にごく少数でした。
やっぱりか……。と、思いつつも、
だからこそ、映画にする必要があったのだ!
やはり、ご覧いただかねばならない!
と映画製作していた頃の使命感がメラメラと復活。
過酷な労働下、身体に良くて美味しい塩を作りたい、と地道に懸命に生きる人たちが、報われる世の中でないと、ウソだ!と思います。
過去のイベントでは、名飲食店とコラボして解りやすいご馳走と共に能登の塩を味わっていただく会も開催しました。それはそれで大盛況でした。
でも、今回のイベントでは、解りやすい目玉で釣るのではなく、媚びずに妥協せず、まっすぐ伝え、例え少数でも響いた方々にだけ想いを受け渡したいと思ったのです。
装飾なしの「人間が生きていく上で何が必要か」という、シンプルだけど、これ以上強いメッセージはなかなか無いと思われる「素の力」を試したかったのです。
これは塩づくり職人さんたちが、長年闘って来られたであろう「意識の壁」そのものだと思うからです。
だから今回のコラボレーション相手は、やはり真正面から塩と向き合っているソルトコーディネーター協会代表理事 青山 志穂さんにご協力いただいたのでした。
こんな想いをラストスパートで吠えまくったらなんと、シェア総数119回を記録!
当日参加は難しいけれど、想いのカケラを汲んで下さる方々の多さに胸が熱くなりました。
当日は、前の予定を繰り上げて駆け込んで下さる応援隊の方がいらしたり、会がお開きのタイミングで、一目だけでも!と応援の言葉を掛けにいらしてくださったお客様もいて、主催者共々温かい気持ちで会を終えることができました。
会では、塩をしっかり主役とし、テーブル中央に青山さん厳選の能登半島の塩5種を並べ、また、青山さんの仕事道具である「塩パレット」から“塩の食べ放題”サービスで食事にお好みで掛けながら召し上がっていただくスタイルを取りました。
ウェルカムスナックとして、映画といえばコレ!な、ポップコーンとフライドポテト。
ウェルカムドリンクには、お得意の能登杜氏さんの日本酒
「日本酒映画上映会『一献の系譜』in日本酒文化祭!2019」無事、終了いたしました。
ご来場いただけた方々、ご協力くださったスタッフの方々、そして主催者である日本酒文化祭実行委員の方々へ感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございました。
上映会のご来場者は20人弱と小規模ではありましたが、舞台挨拶に頷きながらご傾聴くださり、非常に「伝わってる感」が実感できました。
この上映用に取り寄せていただいた日本酒はどれも見事に美味しく、また、各蔵元さんからのメッセージもご来場者の皆様へしっかり口頭で伝えることができ感無量。
上映会の隣の教室には、燗酒コーナー♨️も特設いただき、燗酒前提で造られた「車坂」は60度まで上げて「旨み増し増し⤴︎」で堪能いただいた後、燗冷ましからの再燗酒を楽しむなどの実験も繰り広げられました。
映画『一献の系譜』のほか上映された二作『The BIRTH of SAKE』と『カンパイ!世界が恋する日本酒』は、吉田酒造さん、南部美人さんのお酒が振る舞われ、なんともバラエティ豊かな贅沢な空間でした。
近くで授業をされていた「剣菱」白樫社長ともボルドー「VINEXPO2016」以来の再会で、嬉しかったです。
昨今、日本酒の銘柄が増え続ける中、「剣菱」は「昔からの造り」を守る姿勢を貫き、全6種で勝負されているとのこと!更に、営業マンを置かず、広告を出さないそうで、そんなお金があるなら酒質にかけろ!という先祖代々からの教えに今も忠実でいらっしゃるとかで、いわゆる、「大手老舗」と言っても、他社のそれとは一線を画しているなぁという印象を強く持ちました。
この「日本酒文化祭」の見どころは、多角的な視点で日本酒へアプローチされる授業が展開される他、作家物の酒器や日本酒にまつわる珍しいグッズなどの販売、ラジオ収録、詩吟、音楽ライブなど、まさに「文化祭」になっているところ。
そして、オモシロポイントの一つである主催者たちの「制服コスプレ」に、監督石井も腹を括りセーラ服へ変身。『セーラー服と機関銃』ならぬ、『セーラー服と一升瓶』という平和寄りのスタイルに。
メイクも控え目にしてみたら、当日いらしたお客さまから「イマドキのJKはもっとお化粧をしてるから、逆に昭和感が出てるし、なんか、隠しきれない四十路の色気が出てて、“そーゆー店”みたい(失笑)」と言われ撃沈。難しいですね。。。
真面目に学べる部分もあり、おふざけも込み込みの「日本酒文化祭」は、今年で二回目の開催でした。この緩さを残しながら、多くの人が関われる形で、これから5回、10回と重ねて行けたら素晴らしいな、と思いました。
◆◆◆◆◆
さて、次は12月14日(土)イベント「塩むすび@CLEO studio」です!こちらでも、能登杜氏さんの日本酒をご用意します!
https://www.instagram.com/p/B4hJziSjRpZ/...
イベント内容は、
①ドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』上映会
②塩の食べ比べ食事会
③石井監督+日本ソルトコーディネーター協会代表理事 青山志穂さんとのトーク
ぜひ、ご参加くださいませ。
監督石井がなぜ能登に惹かれたか、の原点が垣間見られます!!
2019年12月14日(土)
昼の部 12:00-15:00(4000円税込)
夜の部 17:00-21:00(6000円税込)
会場 CLEO studio
東京都目黒区下目黒2-20-25 B1F
03-5434-5111
申し込み studio@cleo-inc.jp
お名前、人数、参加の部、電話番号を記載の上、メールをお送りください。
☆当日は、青山志穂さん著『塩の図鑑』と、石井監督の『ひとにぎりの塩』DVDのサイン付き即売会も行います!
「日本酒文化祭!2019」にて、映画『一献の系譜』が上映いただけることが決定しました!!
日本酒を飲んで、学んで、遊んで、楽しむイベント「日本酒学園」の文化祭が今年も開催されます。
会場は、
みらい館大明 306教室
住所 東京都豊島区池袋3‐30−8
そこで、日本酒のドキュメンタリー映画三作の上映会も決定!映画とゆかりのある日本酒を飲みながらご鑑賞いただけます。
映画『一献の系譜』は、石井監督の舞台挨拶もあります!
ぜひ、足をお運びください。
【『一献の系譜』提供予定日本酒】
・白藤酒造店「奥能登の白菊」「輪島物語」
・車多酒造「天狗舞」「五凛」
・吉村秀雄商店「車坂」
・清水清三郎商店「作」
【上映スケジュール】
12:15~14:00 『カンパイ! 世界が恋する日本酒』
◾️予約フォーム
https://forms.gle/314wKsGryM9tBBRK8
14:15~16:15 『一献の系譜』
16:15 ~16:25 監督挨拶
◾️予約フォーム
https://forms.gle/3yKawgWRqwUSUVSK8
16:30~18:00 『THE BIRTH OF SAKE』
◾️予約フォーム
https://forms.gle/tHtUM2m779k4Ge9j9
【お問い合わせ】
日本酒文化祭!実行委員会
担当:公界 木村
nihonsyubunkasai@gmail.com
ソルトパーティ!略して、「ソルパ」開催決定!!
タイトルは、その名も「塩(えん)むすび」。
ドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』の上映と、日本で塩と言えばこの方、ソルトコーディネーターの青山志穂さんをスペシャルゲストに監督とトークイベント、更に石川県の塩の食べ比べと地酒が楽しめる盛りだくさんなイベントです。
「あたり前に大事で、でも、あたり前すぎて意識できていないものの大切さ」について、そして、塩の味わいの違いにどっぷりハマった女ふたりのトークを楽しみにいらしてください。
主催は、「人とのリアルな交流の場をつくりたい!」と新たにスタジオを構えた「CLEO studio」さん。
2019年12月14日(土)
昼の部 12:00-15:00(4000円税込)
夜の部 17:00-21:00(6000円税込)
会場 CLEO studio
東京都目黒区下目黒2-20-25 B1F
03-5434-5111
申し込み studio@cleo-inc.jp
お名前、人数、参加の部、電話番号を記載の上、メールをお送りください。
☆当日は、青山志穂さん著『塩の図鑑』と、石井監督の『ひとにぎりの塩』DVDのサイン付き即売会も行います!
車多酒造様より秋のご挨拶が届けられるようになって、もう7年目となります。
100本の薔薇を一度にもらうより、1本の薔薇を毎日くれる人と結ばれる方がしあわせになれる、という言葉を聞いたことがあります。
毎年こうして送り続けてくださる姿勢に、ご縁を大切にされる「老舗の佇まい」を感じ、こちらもすくっと背筋が伸びて、丁寧にご先方とお付き合いさせていただかねばという気持ちになります。
しかも、今年のお酒は「原点回帰+。」がテーマとなった「天狗舞 白 山廃純米大吟醸」と「天狗舞 黒 山廃仕込純米酒」という新作で、一般販売されない飲食店様専用のお酒なのだそうです。
令和という新しい時代を迎えた今だからこそ、天狗舞の伝統を見つめなおしたのだそう。
当時、珍しかった「山廃」に挑戦して名を挙げた名杜氏 中三郎さんが現場を離れて尚、進化し続ける。しかしそれが、現在の山廃につながる味わいの原点と言うのだから、「未来のあるべき蔵元の意義」のようなものを感じずにはいられません。
つまり、日本は振り返るべきものが遺されていて、それは先人たちの知恵の塊であり、進化のヒントはその中にあるのでしょう。
それを、車多酒造様は、老舗酒蔵として体現なさっているように見受けられるのです。
振り返りながら、「今」を刻み込み、
未来を築いていく。
これがこの国に許される最高の贅沢なのではないでしょうか。
原点回帰したいと思える大事な席で、このお酒を開栓し、縁起担ぎしたいものです。
ちなみに、映画『一献の系譜』には、中杜氏から、現在の岡田杜氏へ技と想いが受け渡される姿が映し出されています。今の杜氏の緊張のデビュー戦をご覧いただければと思います。
北國新聞社の朝刊、北陸総合欄にてドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』DVD発売の記事が掲載されました!
電話インタビューの際にお話しした気持ちをしっかり組み込んでくださっていて、愛情を感じます!
北國新聞社様は本作から、『一献の系譜』に続くこの10年の間、事あるごとに応援くださり、大きな媒体から認知を得られることでどれだけの方々に広まったか判りません。
そして、この記事をトリミングして送ってくださる友人の方々。
しかも、この記事を観てご注文くださった方は、個人レベルでも、仕事に使うから、とちゃんとライブラリー権の価格でご購入くださり、汗かいて仕事してる方は、人の仕事の大変さも重んじてくださるのだとしみじみ思いました。
杜氏さんもそうでした。
大変な思いをして今のポジションに就いてるから、こちらの撮影しやすいように慮ってくださる方々ばかりでした。
今朝は少し肌寒かったですが、熱いものがこみ上げました!
なんだか、ホント有難い人生です。
感謝の気持ちと共に、まだまだ作品を広めていかなくちゃ!それこそが恩返しなのだから!と初心に戻る気持ちになりました。
近年、「醗酵」という言葉をよく耳にします。
という弊社も、「醗酵妄想ナイト in Tokyo」を開催させていただいたのですけれども。
「菌」=「ばい菌」みたいなイメージが根強いため、過剰な除菌、殺菌、滅菌アイテムがたくさん売られています。
便利だし、なんか、悪い菌をやっつければ病気にならないから安心!
と思いきや、身体を整えて強くしてくれる良い菌まで一緒に殺してしまっているらしいんです。
ちなみに、便秘や下痢、頭痛症状の原因のひとつに過剰な除菌、殺菌、滅菌が挙げられています。除菌も、打ち勝てそうにないレベルでは必要ですが、本当は都合の悪いものを避けるより、悪い菌に打ち勝てる良い菌を身体にたくさん育てることが健康の秘訣なのですね。
では、良い菌を取り入れるにはどうしたら良いか、、、
生きた善玉菌を食べよう!
ちなみに、食べ物にカビが生えて、ヒトの身体に都合良い菌が増えたら「醗酵」と呼び、悪い菌が増えたら「腐敗」と呼んでいます。
醗酵は、身体に良いだけでなく、旨いんだな。
身体に良いものを美味しいと感じるようになっているのです。
冒頭の「醗酵妄想ナイト」のメンバーは、発起人の三浦俊幸さん。六本木「さだ吉 鎹」、長野県箕輪町「GUUUT」オーナーシェフで、料理に使う野菜やハーブは長野で自然栽培しています。近く米にも手を出すとか?!
二人目のメンバーは、同じく料理人であり、オーベルジュ「とおの屋 要」オーナーであり、どぶろく醸造家であり、どぶろくに使う「遠野一号」という絶滅したと思われていた在来種を復活させた自然栽培農家であり、生ハム生産者である佐々木要太郎さん。
そして、文筆家の藤田千恵子さん。藤田さんは、長年取材して来られた現場の裏付けがある日本酒や調味料についての知識の宝庫。
そんなお三方がなんと、今月の雑誌「dancyu」にて登場。千恵子さんの愛ある文章で三浦の世界が描き出されています!
岩手の「とおの屋 要」も、長野の「GUUUT」も六本木の「さだ吉 鎹」も伺いましたが、一生のうちに最低一度は訪れるべき場所だと思います。
特に、三浦さんの「醗酵コース」は、顕著に腸内フローラが整うのを感じられます。便秘や下痢、肌荒れ、頭痛、アレルギーなどお悩みの方、ひとまず食事療法と思って駆け込んでみても良いかも。
そして、なんと、六本木「さだ吉鎹」さんにて、石井が監督したドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』と『一献の系譜』DVDとオリジナルパンフレットが購入いただけることになりました!
「在庫ダンボールに埋もれて生活しています」と話したら、三浦さんから委託販売のご提案が。。。菌の遣い手は、腸内に優しいだけでなく、心根も優しいのでした。