ドキュメンタリー映画監督石井かほりが石川県の能登半島に通いつめるきっかけとなった「揚げ浜式製塩法」。これは、塩田と呼ばれる砂の田んぼに海水を撒き、天日干しをして、塩が結晶化した砂をかき集めたところに、海水を掛け、「かん水」と呼ばれる濃い海水を採り出し、釜で焚き上げるという“手塩にかける”の語源とも言われる技法です。
日本の高度成長を陰で支えた大量生産による現代日本の製塩技法が確立した今、それでも浜士と呼ばれる男たちが手づくりの塩にこだわり、日夜塩づくりに励む意味とは……。
江戸時代から一度も途切れることなく続けられてきた能登の人びとの塩づくりは、戦中戦後にかける日本の移り変わりを物語ると共に、未来の私たちのライフスタイルの在り方を問いかけます。
この度、本作のDVD化にあたり、「上映権」を付けた「ライブラリー」視聴も可能に致しました!ご興味ある方はお問い合わせください。
* 一般 5,000円(税抜) ライブラリー 20,000円(税抜)
ナレーション:はな
監督:石井かほり
撮影:瀬川龍(J.S.C)/照明:原由己/録音:簑輪広二/音楽:谷川賢作/技術協力:映広/レコーディング協力:一口坂スタジオ/予告篇協力:バカ・ザ・バッカ/アートディレクション:田上未希子/Webデザイン:塚脇宣章/宣伝プロデューサー:栗原晶子/プロデューサー:木村美砂/制作:ヒバナ・エンタテインメント/配給:グリクリエイツ/2011/日本/90分/ステレオ/©映画ひとりにぎり製作上映委員会
後援:石川県、珠洲市、国際連合大学高等研究所、世界農業遺産活用実行委員会、石川県観光連盟、珠洲商工会議所、金沢芸術創造財団
特別協力:珠洲の塩協議会、株式会社奥能登塩田村
協力:北國新聞社、ユナイテッドシネマ株式会社/助成:文化庁芸術振興費補助金