
専門学校在学中の課題作品。プロデビュー後、新たに編集を加え、完成。
STREETで、音楽に乗せ、バスケットボールを自在に操る少年リー・ションユン(2004年度フリースタイル東京チャンピオン)。ずり下がったズボン、斜めかぶりのキャップ、耳には大きなクリスタルのピアス。スポーツというイメージからは一見遠いが、「人を魅了したい!上手なりたい!次に目指すのは日本一!」と、冬空の下、何時間も練習する姿は、スポーツマンそのもの。自分の選んだ道を信じ、キラキラと輝く少年を追ったドキュメンタリー映画。先の見えない不安を吹き飛ばしてくれる一作。

阿倍野ヒューマンドキュメンタリー映画祭(2005)入賞作品
アテネフランセにて上映
撮影・編集すべて石井監督一人で手がけた自主制作映画
緊急入院し、いつどうなるか分からなくなった祖母。この報せを受け、四年前に起きたわだかまりに決着をつけるため、病院を訪ねた。認知症が進み、記憶が出入りする祖母。もはや、このわだかまりは私独りのものかも知れなかった。しかし一言どうしても謝らせて欲しいと思ったのだ。この気持ちを私の中に残して逝かないで欲しいと思った。そして今、最高に幸せに暮らせていることを、祖母から続く命の連鎖に感謝していることを伝えたい。生きている祖母の姿を記録したいと思い、カメラを向けた。

監督プロデビュー作品。米・ホットスプリングスドキュメンタリー映画際(2007・2008:ノースウェスト)正式招待上映作品。他、日本国内で多数上映。また、なんとこの映画が理由で、主人公の職人さんが東京都優秀技能者賞(2008年度)に選ばれ、ファンが工房を訪れるなど、スクリーンを飛び出し、現実へ余波を広げている。ほとんど記録の無い「木版染め」の恐らく世界で唯一の記録映像。
日本で3名となってしまった日本最古の染色技法「木版染め」。これを今に伝える職人の仕事を見つめ、無地の反物から着物ができるまでを丁寧に記録した映画。単なる技術記録ではなく、皆がやめてしまった作業を黙々と続ける姿から「職人という生き方」を語り、働くことの意味を見失いがちな現代へ「働くこと、生きること」の喜びを伝える。職人の呼吸と共に、一押し一押し染め上げられ、いつしか何千もの花びらを開花させるさまは圧巻。

2008年5月12日に起きた四川大地震。今も酷い傷跡を残すほどの「自然」の猛威を前に、長年に渡り緊張関係の側面を持つ中国と日本に、ひとつ「人間同士の信頼関係」が生まれた。それは日本の援助隊の存在である。どの国よりも早く駆けつけ、献身的な捜索と心温まる行動に、中国政府と国民は深い感謝の念を抱いた。自然災害を前にした時現れる、すべての枠組みを取り払った「人間の姿」。国家を超えた根源的な人対人の信頼関係が築けられることをこの映画に記録する。
文部科学省選定 社会教育(教養) (少年向き)
文部科学省選定 社会教育(教養) (青年向き)
文部科学省選定 社会教育(教育) (成人向き)指定作品

石井監督初のクレイアニメーション作品。十代の頃、石井監督が書いた詩を元に制作。思春期特有の強すぎる精神世界をクレイの丸みとコマ撮りアニメのコミカルな動きで、やわらかく表現。 「思春期シリーズ」として続編も製作予定。
自分の部屋にだけ雨が降り続いて止まない少年「ぼく」が、ある日その原因である「雨の親玉」と対峙するが、その時「ぼく」には思いもよらない出来事が起きて…。思春期の頃抱える心の葛藤を一つの個室に例えて表現。

石川県奥能登に古来から伝わる〝揚げ浜式製塩〟と、その地域の人びとの暮らしを一年以上じっくり見つめた作品。
「奥能登」と呼ばれる能登半島の最北端でただ黙々とつくり続けられる「揚げ浜塩」。海水を汲み上げて、天日と風の力を借りて乾燥させ、平釜で昼夜焚き上げるという途方もなく手間のかかる製法が、日本で唯一受け継がれている場所がある。石川県珠洲市仁江海岸。人間が生きてゆくために不可欠な「塩」。
日本の歴史に翻弄され、一旦は消滅しかけたその製法が奇跡的にも受け継がれ、今、新たに盛り上がりを見せている。 この地でひたすらに続く塩づくりが、今を生きる私たちに語りかけるものとは……?


2009年1月から日本テレビにて放映。ドラマ初演出作品
監督:永田琴、日向朝子、三島由紀子、石井かほり
脚本:三浦有為子
キャスト:吉瀬美智子、紺野まひる、高橋真唯


国内最大のブログメディア「Ameba」上のブログにて、毎日配信されたデイリードラマ(略して「デイドラ」)。 「主人公は見ているあなた」という設定の“主観ドラマ”でカメラが主人公の目線となることで、視聴者がドラマに参加しているような感覚を生み出した。「Ameba」の動画ブログにて、ドラマには一切登場しない主人公の心情を公式ブログで綴り、「ドラマ」と「ブログ」を連動させた新しい試み。
男性目線(Boy’s Side)「夏休みの恋人~フィルムの中の彼女~」と女性目線(Girl’s Side)「夏休みの恋人~フィルムの中の彼と彼~」の2つの物語が同時に配信された。
<Boy’s Side>
プロデューサー:森谷 雄(アットムービー)、
今泉 潤(アットムービー)
ラインプロデューサー:須永裕之(アットムービー)
監督:片岡K
脚本:日高勝郎
撮影:宮本 亘
小池里奈、唐沢もえ、江原美優、堀広希
<Girl’s Side>
プロデューサー:森谷 雄(アットムービー)、
今泉 潤(アットムービー)
ラインプロデューサー:須永裕之(アットムービー)
監督:石井かほり
脚本:北川亜矢子
撮影:下川尚子 宮本 亘
キャスト:加藤慶祐、井上正大、日向千歩、泉亜樹、タモト清嵐


・2008年度キネマ旬報文化映画ベストテン第一位受賞
・2008年度日本映画ペンクラブ文化映画ベスト一受賞
・2008年度東京国際女性映画祭オープニング作品
・2009年度文化庁映画賞(文化記録映画部門)
文化記録映画大賞 受賞

2008年度スペイン・バンプローナ国際ドキュメンタリー映画祭
最優秀監督賞(ジャン・ビゴ賞)受賞
